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2013/07/17[トピックス]ゴキブリゴキブリの味覚を研究する米ノースカロライナ州立大の勝又綾子さん
共同通信社 7月17日(水) 配信
世間では嫌われ者のゴキブリ。その味覚の仕組みを探ろうと、米国で研究に取り組む。最初からゴキブリが好きだったわけではないが「今は大好き。雌に気に入ってもらおうと尽くす雄の求愛行動は、人間のようでかわいい」と笑う。
米国ではゴキブリを引き寄せるため駆除剤を甘く味付けしたのに、食べないゴキブリが広まった。巧妙な生存戦略の背景にあったのは、糖を味わったときに、逆に苦みを感じる神経が働き「甘い物嫌い」に進化したことだと突き止めた。
子供時代から動物を観察するのが好きだった。「どんな動物でも、おいしい物を食べるとうれしそうな様子を見せる。逆にまずい物だと悲しそう」と表情を和らげる。
岩手大で博士号を取得後、京都工芸繊維大でアリやチョウなどの昆虫の味覚を研究。京都大で他に手掛ける人がいなかったゴキブリを研究材料に定め、2009年、甘い物嫌いのゴキブリを調べていた米ノースカロライナ州立大に移った。
ゴキブリはどのように人の生活環境に適応したのか。特に注目するのは食性の豊かさだ。「人間によく似た味覚を持っているのかもしれない」
一方でゴキブリは駆除の対象とされてしまい研究は遅れている。「世界でゴキブリの味覚を調べているのは、たぶん私だけ。もっと広がってほしい」と苦笑いする。
日本で暮らす会社員の夫とは「互いの仕事を尊重している。年に一度ぐらいしか会う機会がない」と研究にまい進する。北海道出身の42歳。
m3.com より