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2022/06/26[院長コラム]六月 今年も半分終わる〜!

こんにちは

六月も最終盤。今年もあっという間に半分終わりそうです。思い返すとこの半年は怒涛の半年ではなかったでしょうか?

コロナ禍の三年目オミクロン株の第6波、ロシアのウクライナ侵攻、沖縄の本土復帰50年、そしてつい過日23日に「慰霊の日」を迎え、ウィーンでは核兵器禁止条約会締約国会議が開かれ日本では参院選挙が迫って居ます。さらに昨日は米最高裁が73年の憲法判断を覆し「中絶禁止」を容認しました。きっとそのせいでしょう、日頃からしている新聞記事の切り抜きの頻度がここ半年はとても多い様な気がします。

それだけ世界は目まぐるしく流動して居ます。法律の政治化、政治のポピュリズム化。国民の二極化。ウクライナ侵攻でロシアの核使用の現実味と相対する核兵器禁止条約締約国際会議においてはオブザーバーとして核の傘・核抑止力にたよる国々が多く参加したという事実。

世界で唯一の核被爆国でありながら米国の核の傘と安全保障条約に守られ安穏としている日本はオブザーバー参加もせず完全に世界の潮流に乗り遅れていると言わざる得ません。ロシアの核脅威を「ウクライナは核を廃棄したから攻められたのだから中国や北朝鮮の脅威にさらされている日本は核を持たねばならない。」とか「敵地攻撃能力保持」さらには改憲を声高に訴える政治家、アメリカ至上主義・御都合主義で自らの努力と覚悟・アインデンティテーを示せない官僚。私は思います。ウクライナ侵攻におけるプーチンの核使用威嚇こそが核には核による抑止力論の破綻を意味して居ないでしょうか。

中国の脅威に対抗するために武力費用をGDP2% 5兆円まで増額しようと言っている方々、どれだけ増額して備えれば中国軍事力と均衡が取れると考えているのでしょうか?圧倒的に武力規模が異なり政治体制が異なる国に対する安全保障は武力増強ではないなずです。これは戦争ごっこではないのです。何故そういう発想になるのでしょうか?

世界とはなんと面倒なものでしょうか。同じ事がらを見て感じて知って、人様々にその解釈は異なり極端に180°真逆になる事さえしばしばです。色々な意見がある中で今回の参院選挙は珍しくこの国の根本的な有り様を問う選挙になって居ます。安全保障や改憲の問題。

とてもとても重要な選挙です。ここで既存の発想や短絡的な感情や気分からの選択や無関心さがデストピアの入り口だったと気付いた時はもう遅いのです。選挙結果は残念ながら私の思う様な結果ではないかもしれません。

しかし

 

 

民主主義は「あいまいさと向き合う営みでは」と友野さんは考える。投票した人が当選するとは限らない。期待通りの政治をする保証もない。でもあきらめない。とことん葛藤する。それでもいい。

  朝日新聞朝刊 日曜日に想う 論説委員沢村亙