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2022/04/28[院長コラム]桜も散り初夏の季節を迎えつつ

こんにちは

みなさんいかがお過ごしでしょうか?日本の桜前線も青森・弘前を通過したようです。当家の八重桜もここしばらくの冷たい雨や風で散り、毎朝の散り落ちた花の掃除が来週ぐらいまで続きそうです。

 

 

 

 

 

大型連休も明日から始まり、コロナが一息ついている事もあり観光地での賑わいが少し戻りそうだとのニュースを耳にしました。コロナ禍も2年半近くになり政府や専門家会議も感染には十分気を付けつつ経済活動を維持する方向に舵を切るようです。経済活動は無論ですが、養老孟司先生も言っているようにコロナ禍で人との交わりを制限されたりマスク越しのコニュニケーションを余儀なくされている子供達や若者の心身の健康や発育が心配です。コロナ以前には戻れないと言われて久しいですが、やはり顔の見える、そして身体接触や肌でのふれあい、息や体温を感じる距離や出で立ちでのコニュニケーションは私たち人間には欠くことのできないものだと思います。そして、人間を形成し育む時期においてはよりその重要性は増すはずです。

一刻も早くそうして季節が来ることを願わずにはいられません。

そしてさらに願わずにいられないのがウクライナの平穏です。今の私にできることは戦争反対の声を上げ、遠隔地からできる援助や寄付をすることぐらいですが、ここ最近になり人数ではまだまだ少数ではありますが、ウクライナからの避難民(という定義らしい)の人たちを実際に遠く離れた日本が受け入れている現実が目立ち始めています。まだ私の身近にそのような人がいるという情報はありませんが、是非近くにそのような人たちを迎え入れた人がいらっしゃるならこの先長くに渡り持続的にウクライナの避難民の人たちが日本で平穏に生活できるように、そして自己実現できるよう支援してもらいたいものです。そして、避難民は受け入れるにも関わらず難民認定に消極的であり、ウィシュマ・サンダマリさん事件を持ち出すまでもなく出入国在留管理局の人権を無視した対応を一刻も早く改善し、世界の困っている居場所のない人々に門戸を開くべきだと思います。

そして、開くだけではなくその人らがやはり自身の文化や出自を大切にしつつ共にこの地で尊重しつつ生き生きと生きていける社会を作れるように私たちも変わっていかなければならないと思います。

 

いやが応なしにグローバル化した世界が今後広がっていく傾向は力学的にみてももはや止めようがありません。それに抗ってナショナリズムを掲げ己が世界に閉じ籠もってもいずれ破綻することは明らかです。バランスを保ちつつも他者を許容し受け入れること自体が己の存在に重きをおくことになり、ひるがえって多様性を尊重することに繋がるのではないでしょうか。それがプラットフォーム化する世界、否地球を救う唯一のあり様だと信じています。そして、それは戦争を止める、しない唯一の真実なのではないでしょうか。