新着情報|用賀の歯医者で歯周病、噛み合わせ、
インプラント治療なら「髙橋歯科醫院」

03-3700-5811
お問い合わせ

2020/05/03[院長コラム]端午の節句 with コロナ コロナ後 を考える その1

こんにちは

5月6日までと期限が設定されていた緊急事態宣言はおおよそ1ヶ月延長されることになりそうです。

まあ、誰が見たところで事態が収束しているとはとても言えないでしょう。地域差はあるものの1ヶ月の延長はやむ得ないとと思います。しかしながら、この1ヶ月とさらに1ヶ月の延長では現在自粛している様々な店舗や中小企業、そして圧倒的な影響を受けている業種の方々への影響が全く異なる事は専門家に言われるまでなく経済に疎い私とて分かります。それは当院をはじめとする歯科医院も例外ではありません。まだ当院は自宅兼オフィスなので賃貸料等の発生が無く、さらに幸いリースや借財も少ないためスタッフや患者さんを守るための自主休診が可能なのですが、賃貸のオフィスを借りてられる先生方のご心配やご苦労はいかほどのことかと思います。新型コロナウィルスの影響で心配されている患者さんが歯科治療受診抑制になった上に賃料やスタッフ給与の固定費が重くのしかかってきますし若い先生方の診療室では開業の借財返済もあり心の落ち着くところがないに違いありません。あらゆる業種に対して自粛と所得補償がセットなのはコロナ後社会の回復に欠かせない処方箋ではないでしょうか。改めて政府に強く求めていく必要があると思います。

さて、今回書きたいのはそのような事ではありません。その先の世界の事を今から皆さんと語り考えそして腹を括らねばなりません。そうではないでしょうか。

例えばにわかに出てきた「学校9月入学・新学期開始」論です。私は基本的に賛成ではありますが、今年の9月に実施には反対です。「学校9月入学・新学期」は生徒や学校の問題のみならず社会全体の仕組みに関わる大きなシステムの問題です。9月までの残り3ヶ月での実施はあまりにも拙速であり何より現場の教師の方々は今でこそ自宅待機の子供達への対応やズレ込んだ授業の準備でてんてこ舞いであり9月からの新たのシステムに対応できる状態ではないでしょう。一方、今までに何度となく議論され検討され(前川喜平氏曰く)てきたにも関わらず実現しなかった慣例が大きな外圧であっけなく変わるという日本の悪しき恒例がここでも現れる可能性があります。現実的には今、今年の子供達のスタート遅れが問題なわけで来年度以降9月入学・新学期では発想の発端である生徒たちは救われないのですが、今の、今年の子供達の環境については他に必死に感がましょう。そして、コロナ後の世界として厄災喉元過ぎればではなくこの際にしっかりと考え抜き実行していく覚悟しなければいけません。

 

with コロナ コロナ後 の世界に関しては各界の様々な有識者が述べていますのでここで改めて私が繰り返す事はないと思います。アフリカ大陸を含めてこの先どれだけの人類が命を落とすのでしょうか。人類の構成が変わりさらに貧富の差が開き、IoT社会が世界中に貼り巡りAIが加速度的に普及。グローバリズムはクローズとオープンのせめぎ合いがしばらく続き経済は停滞し資本主義への不信が広がるでしょう。一部で独裁主義首長ならぬファシストが牛耳る国家が勢力を増し民主主義の根底が揺らぐ事態になるとおもわれれます。混沌とした時代の只中で私たちは自ら考え自制し希求し時代を作る覚悟が必要になります。

そのような世界の中で歯科医療界はどうなっていくでしょう?