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2009/11/26[院長コラム]師走の風

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こんにちわ。
いや〜。早、12月!!師走ですね〜。
毎年、言ってますね(苦笑)。
当院の小さな庭(全ての治療用の椅子から眺められます。)も、師走のおしたくで「庭師」さんに手入れをして頂きました。身も心もすっきり、清々しい気持ちでお正月を迎えたいものです。 が、皆さんはいかがですか。
さて、今頃?と思われるかもしれませんが、めちゃアナログの私はようやくこのブログに写真を載せる方法を教わりまして・・・・。これからは、ちょこっと文字ばかりでなく写真も利用してビジュアルな(笑)今風の記事に出来るのではと思っています。
が、良い感じの写真を撮るのが意外と難しく、絵は得意なんですが昔からどういう訳か写真が下手なんですよね。これが。カメラのせいにする訳ではないんですが、自慢の待合室の水槽もうまく撮れなくって(涙)、どなたか上手な撮り方を教えて下さい!
さてさて、今月の話題は何と言っても「事業仕分け」ですね。TVとかの動画で蓮舫さんなどの議員が「廃止!」「見直し!!」を連発し、官僚がアタフタする場面は痛快時代劇を見る様で私に限らず国民の皆さんは溜飲が下がる思いではないでしょうか?けれど、
ちょっと待って下さい。
ノーベル賞受賞者の野依教授が抗議したとの事で話題になりましたが、「廃止、見直し、削減」の中身をよく吟味する必要がある様です。つくづく、本当の無駄とは何か?を見極める事の難しさを感じます。
かく言う私どもの業界、医療や歯科医療の分野も例外ではなく、厳しい査定にさらされ様々な厚労省がらみの予算が減額や廃止の勧告を受けています。さらに、国民会保険の根幹である、保険医療費の抜本的な見直しも議論されているところです。確かに、限られた財源の中選挙用アピールてんこ盛りのマニフェストを実現する為には何らかの削減が必要でしょうし、慣例というだけでだらだらと続いている内容のない無駄を洗い出す事も必要だとも居ます。
しかし、その中身をよくよく検討して頂く時間と労力が少し不足している様な気がします。拙速に結論ありきで議論するのではなく、十分に対象として議論して頂く時間は無いのでしょうか。一方、厚労省や私ども医療界側としては、この限られた予算の中だからこそ、今だからこそ、本当に費用が必要な事項を斬新な発想の転換で提案するべきなのではないでしょうか。本来、国民側を向いたこのような提言は一歯科医師がする様な事ではなく、日本歯科医師会や日本歯科医師連盟が業界団体としてきちんと提言するべきなのです。そうした、私どもサイドの努力不足にも恥じております。
連盟に関しては、以前からその活動に疑問を感じており、今回民主党政権になったのをキッカケに私は退会をしました。歯科医師会には地域の町医者としての役割もあり、引き続き加盟していますが、もっと国民側に向いた議論が活発にされる事を期待したいですし、ひいてはその事が、歯科医療の大切さ、重要性を多くの方に知って頂く機会になると思っているのです。
師走の風が身にしみる季節です。巷では貧困格差が広がっており、これからの日本や地球を背負っていかねばならない子供達にまで様々な弊害が押し寄せている様です。
心身の健康を担当する者の一人としても心の痛む話題が多いちかごろですが、「本物の健康と美しさ」をブレずに皆様へ提供し続けられる様今後も努力していく覚悟ですのでよろしくお願い足します。
師走の風(風邪、インフルエンザ)に心身を患わせない様皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます。IMG_0009.JPG