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2010/07/04[院長コラム]サッカーワールドカップ ジャパン「らしさ。」とは?

7月になりました。
こんにちわ。
梅雨真っただ中で九州地方では集中豪雨の被害が伝えられていますが、被害に遭われた方々に心よりお見舞いを申し上げます。ここ東京では、どんよりとした天候の毎日が続いてはいますが、空梅雨のようでまとまった長雨にはまだなっていません。毎年の様に言いますが、「過ぎても足らなくても困りますね。」「○○らしさ。」と言うか、ちょうど良いという事がなかなか難しい様です。
さて、いよいよサッカーワールドカップも佳境に入り、寝不足で困っている方も多いのではないでしょうか。サムライブルーは惜しくもベスト8入りを逃しましたが、前評判を覆して「ニッポンらしさ」を遺憾なく発揮したのではないでしょうか。私は別段サッカーフリークでも何でもなく、非国民的に深夜の試合時刻にグ〜グ〜高い鼾をかいていましたが、そんな私が見ても、日本代表が一試合ごとにレベルを上げ、オランダ戦では惜しくも勝利を逃しはしたものの、負けても今までの不甲斐なさの無い、一皮むけた風に感じました。
しかしながら、逆に考えればサッカーに限らず勝負事は「ちょうど良い」という事は無く。勝つか負けるかな訳ですよね、「○○らしさが発揮され。」ているうちはやはり世界の強豪相手に予選突破が限界なのかもしれません。
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一ヶ月ほど前に模様替えしました。
そう考え始めると、そもそも「○○らしさ」や「ちょうど良い」というのは言っている方(サイド)の幻想や単なる期待値なのかもしれない気がします。では、子供らしさ、男らしさ、などなど様々な場面で私達は対象に「らしさ」を求めますが、これらは全く根拠のない幻想であり身勝手な価値観の押しつけなのでしょうか。男らしさを言う時、そこには厳然として遺伝子レベルの問題やホルモンの問題があるでしょうし。子供らしさを言う場合には、成長発育のステップの問題がある訳です。様々の「らしさ」はその対象によって可塑性が変わるものと思われます。時間(時代)、場所(国)により大きく変わるものもあれば、どんな時代、どんな国に於いても大きく変わらない「らしさ」もあるでしょう。
ひるがえって、私達の健康はどうでしょうか? 時間や場所によって、ヒトの「健康らしさ」は変わっていいのでしょうか?
否!変わってはいけないと思います。「健康らしさ」や「身体のちょうど良い具合」は何時、どこに居ても、人間として保証されていなければ行けないはずです。生命に関わる以前に、もっと普遍的な本物の「健康」があるはずです。最近、経済的な状況や政治の混迷、そして生活習慣などの著しい変化でそこにあるべき「○○らしさ」や「健康らしさ」が危機に瀕しているのを感じます。
皆さんはいかがでしょうか?
「自分らしく」生きているでしょうか。
梅雨の折、体調を崩しやすい時節です。ご自愛下さい。
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