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2011/03/19[院長コラム]東北関東大震災・福島第一原発事故 日常と非日常

あまりにも、あまりも、突然襲った大震災。そして、想像を絶する津波と考えも及ばなかった原発事故。
それは、思いも及ばない「非日常」の始まりであったに違いない。そして、その影響があまりにも大きいために震災から11日を過ぎ、「非日常」が当事者である方々や地域に取っては「日常化」しつつある。
そして、それと相反するかの様に被災地以外の地域や人々に取っては「非日常」が「日常」の中に埋もれつつある。誰もそれを責められはしない。
けれど、覚えておく事。心に刻む事だけが、他者である私達に出来る事ではないだろうか。筆舌に尽くし難い惨事に見舞われている方々の気持ちを共感出来るとか分るというのは奢りであり間違いである。「到底、分るものではない。」そういった覚悟の中での対応が必要な気がする。
首都圏でも、まだ余震を感じ計画停電や交通機関の停止がある中、明日をまだ思える私達は幸せである。
今、自分に出来る事を考え、しっかり一人一人がやっていくしかない。歯科医師として協力「検視」の申し出もまたその有り様の一つでしかない。
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ふと、考えれば「日常」つまり「日ごと常なる」状態とは何か?動的均衡の考察から、
「常なる」状態と「常ならざる」状態は極めて紙一重である。
微量ながら放射線を含んでいるだろう冷たい雨を見上げながら考える。
マクロからミクロへ「日常」と「非日常」。医療従事者としての考察も意味が深い。
多くの事を思っている。