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2025/10/05[院長コラム]神無月に神々は何をご相談されるのか
こんにちは
10月に入ってもまだ真夏日に近い日差しの毎日が続きます。すでに日本は四季ではなく二季だという方もいらっしゃいますが、さもありなんですね。
さて、10月になり国内では自民党の新しい総裁が決まり、世界ではようやくガザでの停戦が実現しそうな模様にと少し変化が見られる様です。どの様な流れになろうとも等しく人々の命そして飢えや人権を蔑ろにする世界にしてはいけません。執拗に分断を煽ったりすことなく寛容に共に生きていける世界・地球を創っていく努力を重ねていきたいですね。
皆さんもよくご存知の様に10月は神無月とも言われ「国中の神様が出雲大社へ集まるため他の場所で神様が居なくなる月」で神無月といわれるというお話を聞いた事があると思いますが、万葉集では「神な月」(な は 現代語の 〜の にあたる)という記載があり実は神が居ない月ではなく元々は神の月だったという事です。では何故10月は神の月なのでしょうか?その訳は10月に行われる伊勢神宮の神嘗祭にもあるように10月が実りの秋、稲作の日本においては収穫の時期が10月である事が由来と言われる様です。古来より日本の神々と信仰は食の恵みと深い関係があり収穫が終わる事により神様が去っていくという思いからきているそうです。
その様な神の月・収穫と共に神が去るという意味合いがが出雲に集合する事による神無月に変わったのは平安時代だそうです。旅立った先出雲で大国主命のもと目に見えない人間の縁や運命を会議するためというふうに変わっていったのだと言われています。身近な私たちの周りから日本から世界そして地球規模で人知の及ばないさまざまな困難が渦巻いています。その一方でAIはある部分では既にシンギュラリティを超え一般の私たちの生活がフェイクに侵食され始めています。何を基準に物事を見極めるのかが非常に難しくなり、実はフェイクとリアルの境界とは何かを新たに構築し直さなければならない事態に立ち至っていると思われます。さらにその困難さを増幅しているのがSNSであり、そのSNSを利用し扇情している政治家です。
困難と混乱の新たな幕開けかもしれないこの10月に神々は何を相談し私たちいたらぬ人間の運命をどの様に導かれるのでしょうか。そして、その合議の中に世界中の神々を等しく参加されていることを願うばかりです。
参考)http://www.tomiokahachimangu.or.jp/shahouRenew/backNumber/h2104/htmls/p04.html