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2025/09/14[院長コラム]酷暑の続く9月に考える人生の秋
こんにちは
もうすぐお彼岸ですがまだまだ酷暑の続く毎日です。皆さんいかがお過ごしでしょうか。
時々このコラムをまめに読んでいただいてる方々よりご意見を頂戴します。8月のコラムが書かれなかったが体の調子でも悪いのか!?とのお言葉をいただきました。ありがとうございます。そんな訳ではなくただなんとなく8月は書いたものだと思い込んでいただけです。ご心配をおかけしました。 が、しかし先々週の週末に虫垂炎を患い七転八倒の腹痛で大変な思いを経験しました。幸い抗生剤で痛みや炎症の腫れは一旦治ったものの30%の再発率とのことで11月に腹腔内内視鏡切除のオペをしてもらうことになりました。 週末の発症で痛みで朦朧とする頭の中でよほど救急車を呼ぼうかとも考えましたが、幸いタクシーで行ける範囲の所に日曜日の急患を見てくれる内視鏡やCTのある消化器内科があり助かりました・・・・・。
結果感じたことは、現代医療の先進性(これから受ける腹腔内内視鏡手術を含め)と現代医療のホスピタリティーの不足でした。それに引きかえ歯科医療現場のホスピタリティーは我田引水・自画自賛を承知の上で言いますが、素晴らしいを通り越えて過剰なのではないかとさえ考えさせられました。世の医療現場がすべてホスピタリティーが不足しているとは思いませんし、歯科医療現場の全てが溢れているとは言いませんが、少なくとのテレビドラマでよくあるヒューマン溢れる医療現場はそういった現場から乖離しているからこそ物語として成立し世の人々に訴える力があるというのは捻くれたものの見方でしょうか?
そんななんやかんやの近況報告ですが、虫垂炎やら70肩(四捨五入で)でTシャツがうまく脱げなかったりする身体を抱えつつ、同世代の知人の突然の病の報告や終活を迎えた親族の認知症の話題だとかが続き否が応でも自分の年齢を考えざる得ない日々を送っています。患者さんの皆さんには「先生はまだまだ若いから。」とか「いつまでも元気で長生きして下さいね。」(逆に言えばそういう風に言われる年齢になったとも言える)と言われますが、現実的に後継者の居ない当院も店じまいのことも頭の隅ではなく主要なテーマの一つとして毎日の臨床に取り組んでいきたいと考えています。
医学的な真実は唯一かもしれませんが、歯科医療の正解は唯一ではありません。患者さんの人生と医師医療従事者である私の人生の接点(線・面・場・時間)で様々にその答えは変わってきます。変数を案じながら常にそして最後まで皆さんに寄り添った答えを見つけていきたいと考えています。これからもよろしくお願いします。