新着情報|用賀の歯医者で歯周病、噛み合わせ、
インプラント治療なら「髙橋歯科醫院」

03-3700-5811
お問い合わせ

2022/07/18[お知らせ]安倍元首相が銃撃され死亡した事件に関して

こんにちは

 

今回の参院選挙にては投票日前々日の金曜日に奈良にて安倍元首相が候補者の応援演説中に銃撃さ死亡するという大変ショッキングな事件がありました。

まずもって、何人たりとも暴力によって命を奪われる事はあってはなりませんし、銃にしろ何にしろ暴力を持って人の命を奪う事は許されません。 安倍元首相のご冥福を心より祈ります。

この事件に関して参院選挙の演説中であったこと、ごくごく当初犯人の動機が明確でなかった事などから、「民主主義への挑戦」だとか「言論の自由を守り抜く」等の論調がマスメディアを賑わしSNSや路上でのインタビュー、そして識者の意見として噴出しています。今だに・・・・。しかしながら、犯人が拘束された早い段階で犯人の発言として「政治的な趣旨ではない」「特定の宗教団体に恨みがあった」などが報道されていました。 これらを踏まえるなら先のこのじけんへの意見や反応としての「民主主義への挑戦」や「言論の自由を守り抜く」等のコメントは的外れと言わざる得ません。

たしかに、遊説中の要人の警護がいかに難しいか、結果事件が演説中に起こり得る可能性が高いという意味では結果要人の言論を封じるという事にはなるかもしれませんが、あくまでこれは機会がその時であったというに過ぎません。

また、「ある特定の宗教団体」が「統一教会」であることが判明した後も団体名をなかなか明らかにしなかった大手マスメディアの姿勢、そして明から歴史的事実として安倍元首相と統一教会が深い関係にあったにも関わらず、「犯人の一方的な思い込み」という表現をするマスメディアはその暗く深い闇に絡め取られていると言わざる得ません。政治的指向のあるカルト教団と岸元首相から連綿と続く安倍家との関係をはじめ自民党議員の多くが深い繋がりを持っている事に我々国民はもっと拒否感否、嫌悪をするべきではないでしょうか。

さらに嫌悪すべき拒否すべき関連した事柄を二つ。それは早々に発表された安倍元首相の国葬です。亡くなられた事に哀悼の意を捧げることと、国葬に値するかどうかの人物評は全く別物です。なおかつ国会で118回の嘘の答弁をしあからさまな身内びいきなどの諸問題を起こしなおかつ今にして統一強化とのつながりが深かったことが明るみに出ている人が何故国葬なのでしょうか。 岸田首相は理由の一つに「民主主義を断固守り抜く決意を示す」事をあげているようですが、先にも述べたようにこれは的外れな主張であり、国葬として国民に弔意の強制をすることこそ内心の自由を是とする民主主義の根幹に対する挑戦に他ありません。また、これはより大切なことでありますが、安倍元首相が亡くなってあのプーチン大統領が哀悼のメッセージを送って来たそうです。個人が暴力で人の命を奪うのは認められないが、国が暴力で人の命を奪うのは認められるということでしょうか。私たちは情緒に流されず毅然と理性的に判断しなければなりせん。ただでさえ、現野党の大半は大政翼賛会化しているのですから。

そうした感想の上で、7月18日付朝日新聞朝刊の宇野重規氏(東大教授 政治思想史)の論調をひきます。『・・・・自分の不満や怒りを表現しようと思ったときに、暴力に訴えずとも、さまざまな手段が確保されています。あくまで言説で表現しなければなりません」「政治的指導者への暴力は、単なる一個人への攻撃ではない。その人の体現する政治的な価値に対する挑戦であり、そういった価値をもった政治家同士が競い合う民主主義の否定と言えます。だから暴力は使わない。その一線を譲ってはいけないという国民的な合意を、改めて確認する必要があります」

その一方で、政権与党の政治家の多くは「野党のいう事などは聞かなくてもいいんです。」と宣い、安倍元首相自身も事もあろうか聴衆たる国民に対して「あんな人たちに負けるわけにはいかない。」と言い放った今の日本の現状は民主主義が機能いていると言えるのでしょうか?深く考える必要があります。