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2017/07/02[院長コラム]検診の季節

  こんにちは
 今日は東京都の都議会議員選挙投票日です。どうなるのでしょうか?小池旋風で色々と話題になる以上に全国的に国政選挙並みの関心が集まっているようです。
  世田谷区で責任ある一票を投じて参りました。
 さて、7月に入り梅雨の季節もあと数週間の我慢ですが、今日も今日とて曇りのお天気にも関わらずとても蒸し暑くて投票所への往復の5分ほどの外出でもじっとりと汗をかきました。
 さて、少し季節をさかのぼりますが、5月6月は歯科検診の季節です。当院は上用賀保育園と世田谷区立用賀中学校の校医をしており、例年の様に歯科検診をして参りました。以前もお話しした様に、ご当地はお住まいの父兄の方のレベルが色々な意味で高く、とても虫歯の少ない地域です。歯周病はいくらかありますが・・・・。
 今年のはじめに地元の1歳半検診を保健所で行った際にとても気になった「口呼吸」や「上唇の未発達」は少なくとても安心しました。
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 私が中学校で行っている「態癖と口呼吸撲滅ワーク」は中学生相手では時期が遅きに逸していると思われます。幸い、用賀中学校と地域で連携している世田谷区立京西小学校と同用賀小学校の校長先生や養護教諭、そして学校歯科医の先生方の強力を得、近々地域としての取り組みとして形になりそうな予感であります。
 是非、地域丸ごとのボトムアップの健康育成を達成したいものです。さらに、口呼吸や上唇は離乳食と密接に関連しており、小学校以下の年齢の子供達すなわち幼稚園、保育園、そして妊産婦検診の機会や場を捉え、口腔の機能の健やかな育成に邁進したいと思っております。乳幼児や子供達の口腔機能の健康育成は数十年後の日本の高齢者の口腔機能やひいてはフレイルに直結する問題です。現状の悲惨な口腔機能のまま子供達が高齢者になった社会はいかばかりでしょう。高齢者の今をフォローするだけでなく。未来に向かっても様々な情報発信と労力を惜しんではならないのです。
  今、歯科医療に求められているものの改めて深さを感じる歯科検診の季節でした。
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