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2009/06/12[トピックス]歯肉炎と心疾患に遺伝的な関連性

ここの所、歯周疾患と様々な全身疾患の想像以上の関連が解明されてきています。
今度は、さらに両者の遺伝子レベルの共通点が発見されたとのニュースです。
歯肉炎(歯周病)と心疾患との間に遺伝的な関連のあることが、
ドイツの科学者が明らかにし、ウィーンで開催された
欧州人類遺伝学会(ESHG)年次集会で発表されました。
歯周炎と冠動脈心疾患に関連があることは、皆様ご存知のとおりですが、
今回の研究で、これら2つの疾患で9番染色体に共通の遺伝的変異が
認められることが明らかにされました。
最も進行性の高い早期発症型の歯周病患者151例と
心臓発作の経験があるCHD患者1,097例を対象に、
心筋梗塞と関連することが判明している9番染色体p21.3領域の
遺伝子座を調べところ、両方の疾患の臨床像に関連する遺伝的変異が
同一だったそうです。
はさらに、別の歯周炎患者180例とCHD患者1,100例を対象に、
この遺伝的な関連について検証しています。
「歯周病とCHDが関連することから、歯科医は歯周病を非常に真剣にとらえ、
早期診断・治療に努める必要がある」として、
喫煙や糖尿病、肥満など、歯周病とCHDの危険因子が共通していることを指摘。
また、「歯周病とCHDに強い遺伝的な関連があることが明らかになった以上、
歯周病患者は危険因子を減らし、早期に予防策をとる必要がある。
今回の知見により疾患の早期診断が容易になり、
今後、特有の病態生理に対する理解が進み、疾患が確実になる前の
有効な治療法につながって欲しい」ともしています。
(ち歯るんCLUB より)