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2009/09/18[トピックス]歯周炎と頭頚部ガンの関係

慢性歯周炎があると頭頸部癌のリスクが大幅に高まり、
歯周炎の進行に従って頭頸部癌のリスクも増すという
研究結果がアメリカのニューヨーク州立大学バッファロー校から
発表されました。
慢性歯周炎は頭頸部癌の最も一般的なタイプである扁平上皮癌の
独立したリスク要因であるとことを示唆しているとのこと。
ロズウェルパーク癌研究所の、原発性の頭頸部扁平上皮癌患者266人と、
同時期に歯科等で検査を受けた癌ではない207人を対象として、
慢性歯周炎の頭頸部扁平上皮癌への影響を比較。
歯周炎の進行度は歯槽骨の喪失でみた結果、
歯槽骨が1mm喪失するごとに、頭頸部の扁平上皮癌のリスクが
4.36倍も増えることが分かった。
この結果は、年齢、性別、人種・民族、結婚歴、喫煙、飲酒、
欠損歯の数で調整したものだそうです。
慢性歯周炎の影響は口腔癌で最も大きく、口腔咽頭癌、喉頭癌と
続くとのこと。
頭頸部癌の明らかなリスク要因として喫煙が有名ですが、
まったく喫煙歴のない人でも、慢性歯周炎と頭頸部癌との関係は同様。
歯周病の予防と治療は、頭頸部癌の予防に役立つと考えらる
実証結果です。
(ち歯るんCLUBより)