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2010/02/05[トピックス]妊娠中の歯ぐきの出血と死産

胎児死亡と母親の妊娠性歯周炎との関連性を示す
初のデータが報告されたました。
アメリカのケース・ウェスタン・リザーブ大学歯学部歯周病学からの
発表です。
患者は35歳の女性で、米カリフォルニア州サンタモニカで
満期の死産児を分娩。妊娠中に、妊娠性歯肉炎の症状である
重度の歯肉出血を経験。
妊娠中のホルモン変化によって歯肉出血が生じることは多く、
妊娠女性のおよそ75%にみられるそうですが、
歯肉出血によって口腔内の細菌が血流に入り、
免疫系によって阻止されない限り胎児に感染する可能性があると
しています。
今回のケースでは、剖検の結果、口腔内の細菌が血流に入り、
胎盤に移動し、胎児に感染して死亡させたことが示唆されています。
「子どもを1人生むたびに歯を1本失い、これは妊娠中の基礎的な
変化によるという迷信があるが、背景に別の基礎疾患があれば
乳児の生命が危険に曝される可能性がある」として、
できれば歯科医を受診し、口腔内の問題を解決してから
妊娠するよう勧めています。
また、妊娠中に歯肉出血を認めた場合は、
医師に注意喚起を求めるべきとも発表しています。
研究結果は、医学誌「Obstetrics & Gynecology」2月号に
掲載されているそうです。
  ち歯るんCLUB より