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2010/02/26[トピックス]免疫反応と歯周炎

加齢に伴う歯周炎の進行の原因は過剰な免疫反応
花王と長崎大大学院医歯薬学総合研究科の共同研究です。
21−64歳の健康な女性115人を対象に、歯周ポケットの深さや
プラーク量などの口腔内診査、唾液中の歯周病関連細菌の量、
血液中の歯周病関連細菌の毒素に対する抗体量の調査を実施。
その結果、加齢とともに歯周炎が進行している人の割合が
増える傾向が認められたほか、
・歯周炎が進行している人ほど抗体およびプラークが多い
・歯周病関連細菌に対する抗体が多い人ほど歯周炎が進行している
・歯周病関連細菌の量よりも、その菌に対する抗体量の方が
歯周炎の進行の程度との関連が強く認められる
ことが分かり、加齢による歯周炎の進行への免疫反応の影響が
示唆されたとしています。
また、細菌の毒素と毒素に対する抗体による免疫反応により、
実験的に歯周炎を発生させる「歯周炎モデル」を作ることにも
成功したそうです。
これらの結果から、長い年月をかけて歯周病関連細菌に対する
抗体量が増えることで、抗原を排除しようとする過剰な免疫反応が
起こりやすくなり、これによって歯周炎の罹患率が増加する可能性が
考えられるそうです。
「歯周炎予防には、歯周炎が進行する歯周ポケットの深い部位における
抗原の原因となる細菌の除去に加え、抗原と抗体に起因する
過剰な免疫反応を抑えることが重要」との考察。
研究結果は、5月に盛岡市で開かれる
第53回春季日本歯周病学会学術大会で発表される予定とのこと。
▼研究結果をもっと詳しくご覧になりたい方はこちらから。
http://k.d.combzmail.jp/t/5v9q/90y2u9v0kg8njqpwro
ち歯るんCLUB より