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2011/05/13[トピックス]歯槽骨の再生に成功

2)歯槽骨:幹細胞の培養液で再生に成功
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臓器や骨などのもとになる幹細胞の培養液を使い、
歯槽骨を再生することに成功しました。
歯科再生医療の第一人者、上田実教授の名古屋大顎顔面外科の
チームです。
幹細胞を移植する方法より安全で効率的な治療として注目されています。
6月に京都市で開かれる日本炎症・再生医学会で発表予定です。
ヒトの骨髄幹細胞を培養した液の上澄みを濃縮して、
その粉末を精製水に溶かしたものを、
左上の奥歯が欠損した40代女性の患部に、インプラントとともに移植。
その結果、歯槽骨が再生し、女性は約5カ月後には
硬いものも食べられるようになったそうです。
上田チームは、幹細胞を移植することによって歯槽骨を再生させる
ことにも成功していますが、幹細胞にはがん化の危険性があるため、
より安全な治療法を模索していた結果が、今回の成果です。
幹細胞そのものでなくても骨が再生するメカニズムについは、
幹細胞に含まれるたんぱく質が培養液に溶け出して、
そのたんぱく質の働きによって、体内にもともとある幹細胞による
骨の再生が促されたとみています。
幹細胞移植を伴わなければ、細胞を培養する施設運営のコストや、
極めて厳格な管理が不要になり、治療の実用化が容易になる、としています。
ち歯るんCLUBより