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歯科医療って何? その6:これからどうする!歯科医療

院長コラム「知られざる歯科の日常」

歯科医療って何? その6:これからどうする!歯科医療

2013年03月10日

こんにちは

何かと雑用で忙しく、二月のブログをさぼってしまいました。
ごめんなさい。
昨年よりの続き物の最終章を今回は書きます。
と、言っても昨晩私の所属している「歯科臨床十人会」での私のプレゼンからの引用です。ここの所ず〜っと自分なりに「歯科医療」について考えていたことでもあります。
一部改文し抜粋します。

DSC_0139.JPG

生体はミクロ的には動的平行にあり、マクロ的には発育・成熟・老化という生理的な流れの中にある。さらには日々において様々な生活習慣の影響を受け変化し続けている。
発育・成熟・老化という時間軸の中で機能に着目するれば、咀嚼・嚥下と言う一連の「摂食嚥下」サイドからのフォローも必要になり、各々のライフスタイルやステージにおいてそれなりの機能を発揮し、生体にとって邪魔にならないような修復歯科医療が必要であろう。
言うまでもなく歯科臨床も社会的な営みの一部であり、9.11や3.11以降の社会・経済哲学的な考察も無縁ではあり得ない。フランスのセルジュ・ラトゥーシュらの「成長の収縮」論を待つまでもなく。歯科医院に各一台CTがあり、すべての歯科医師がアドバンスインプラントや審美歯科に血道をあげるような風潮はあるべきではない。
それよりも「かかりつけ医」として患者さんの生涯を通じての健康への貢献を考えるべきではないだろうか。

では。「かかりつけ医」とはどのような者か。一般医・家庭医の有する幅広い診療能力が「かかりつけ医」としての基本能力である事は論を待たない。しかし。歯科医師が「一般医」あるいは「家庭医」としての訓練を積み、自ら宣言しても患者から選ばれ、継続的な信頼を勝ち得なければ「かかりつけ医」にはなれない。歯科医師が「専門医」あるいは「一般医」「家庭医」であることにアイデンティティーを感じるのではなく「かかりつけ医」として患者との関係の中に自らのアイデンティティーを感じる事が重要となる。

かかりつけ医としての能力とは?
第一には、頻度の高い疾患への診療を中心に。幅広い健康問題に対応する力「生活習慣」を中心とする慢性疾患にも継続的に対応し、専門的な治療が必要な場合には適時専門医を紹介し円滑に治療へつなげるマネジメント能力。
第二に。疾病のみならず、背景にある家族や社会的な問題までを考慮し、生活にも着目できる能力。
第三に。継続性。長い信頼関係の蓄積をもとに、かかりつけ医が最後までの治療を託される事に本質がある。

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歯科臨床は包括の森である。かかりつけ医として生涯にわたっての患者さんへの健康へ貢献するためには、従来の歯科臨床や理論にとらわれない口腔医学的な診査診断が必要であり、機能を考慮することがポイントになる。
健康を再構築するためには基本的な歯科技術を切磋琢磨し高いレベルでの修復能力が鍵となる。
さらに治療には修復的な観点だけでなく患者さんの背景を考慮し生涯を通じて継続的に支援し続けられるような視点が必要であろう。
つまりは、歯科医療を通じて何がしたいのか。どのように患者さんと関わって行くのかという哲学が根底に無ければ歯科臨床は成り立たないのである。

参考
日本歯科医師会雑誌 2013 Vol65 No11 特集国民の生活を支える歯科医料
在宅医療テキスト 在宅医療テキスト編集委員会 第一章 和田忠志 2011
経済成長なき社会発展は可能か? セルジュ・ラトゥーシュ 作品社 2013
包括歯科臨床 筒井昌秀 筒井照子 クインテッセンス 2003