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本年もよろしく願います。C型肝炎報道に接して。

院長コラム「知られざる歯科の日常」

本年もよろしく願います。C型肝炎報道に接して。

2007年12月29日

 あけましておめでとうございます。
 本年もよろしくお願い申し上げます。皆様にとって良き年である事を心より祈り、また皆様の健康と幸せに少しでも寄与出来るよう精進致しますのでよろしく願います。

 さて、新年早々ですが・・・・。年末からC型肝炎にまつわる薬害訴訟の報道が大きく流れていました。福田首相はようやく重い腰をあげました。薬害による肝炎の方々を救済する事は勿論ですが、それらの法律の施行によって新薬や新たな治療方法に厚労省の異常に重たい腰が益々重くならぬように願いたいものです。
 世界的にみて、日本の薬事行政は著しく行政指導よりに偏っている事が良く知られています。海外で既にその効果や安全性が慨然のものでも、その許認可に4〜8年かかるのが当たり前のようになっています。認可が下りた時には既に次世代の新薬や治療方法に世界の趨勢は移っていると言った笑うに笑えない状態なのです。新薬や新治療方法によって救われる方々にとっては、これもまた一種の薬害では無いでしょうか?

 さらに、ぞっとするような事件としては地方の市立病院での事件(事故?)です。心臓病の検査器具(トランスデューサー)の使い回しによってC型肝炎に感染した方が見つかったというのです。多忙と慣れによって「ついつい使ってしまった。」との事ですが、あってはならない事です。
 しかし、この報道で少し気になる事があります。その本来使い捨てのトランスデューサーは一台¥4,600もし、検査そのものは健康保険が利くものの、使い捨てのその機器の値段が検査料に反映されていないそうです。つまり、病院側は患者様の安全・安心のために(当たり前ですが)使い捨てていると検査をする程赤字になってしまうという事です。そんな保険制度があっていいものでしょうか?だからと言って、使い回しにするのは論外ですし、今回の病院側のミスはその様な意図はなかったようです。ただ、事実はその様な意図のもと使い回される恐れの充分ある機器であり、検査であるという事です。
 この事件において、病院側を弁護するつもりはありませんが、はからずも健康保険システムが我々国民の命を全く考えていない破綻したシステムである事を露呈した事件だと感じました。

 ひるがえって、私どもの歯科医療業界においては、感染予防対策に対してどの様な現実があるのでしょうか。それこそちょっと前までは様々な器具の使い回しが当たり前だったという現実があります。
 歯科は基本的に外科治療です。お口の中の唾液には血液成分が混じる事が往々にしてあり、それらに触れる機器はすべて滅菌して患者様へ提供するか、使い捨てのモノを使用するのが原則です。皆さんの通われている歯科医院では、どうですか?お口に入るモノ(根の治療器具の針のような物や歯を削るタービンの先、タービン本体)などはきちんと滅菌されているでしょうか?? 
 アルコールなどで拭くのは滅菌ではありません。(清式もしくは消毒といいます。)それでは肝炎ウィルスは死滅しません。
 先程のトランスデゥーサーではありませんが、歯を削るタービン本体はホースから取り外しが出来、滅菌出来るようになっているのですが実はあんなもので一本¥100,000もするのです。通常、患者様ごとに交換しなければユニット(治療用のイス)と同じ本数あれば済みますが、患者様ごとに滅菌するとなると滅菌中の代替えのタービンが必要になります。ざっと考えても、ユニットの数の3〜5倍程の本数が必要になり、それだけ費用がかさむか事になり、さらに治療の都度滅菌にかけると消耗が激しく寿命が半分程度になってしまうそうです。
 当然の事ながら、歯科の健康保険システムにおいてもその様な経費の裏付けはなく多くの良心的な歯科医師が泣く泣く費用を負担していると言うのが現状でしょう。いい治療や高度な治療を選ぶ前に当たり前であるべき「良心の治療」を探さなければならないそんな世の中では困りますね。
 昨今、おかしな、異常な事件が多く見受けられます。今年こそは、まさしく「良心」を当たり前とする年になって欲しいものです。