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マスメディアの医療情報の信憑性

院長コラム「知られざる歯科の日常」

マスメディアの医療情報の信憑性

2009年09月13日

こんにちわ

今回は、番外編です。
あまりにも、ひどい事が続き我慢出来なくなりました。

巷には医療情報が溢れています。言うまでもなく、貴方が読んでいるこの記事もまた一種の医療情報ですがこのブログはマスメディアに載っている訳ではありません。
少なくとも、マスを対象とするメィデアであればその情報には社会的な責任や多角的な科学的な検証が必要ではないでしょうか?しかしながら、一方で視聴者の要求に答えようとするあまりに科学的な検証が欠落していたり、あるサイドに偏在した取材(ひどい場合はその情報ソースが番組や雑誌のスポンサーであったりします。)であったりします。

9月の休日夕刻に流れた民放で「歯周病菌を退治する○○」といった30分ほどの番組がありました。世界中から相手にされていない材料や技術を宣伝し、それを発明した(?)歯科医師をまるでノーベル賞もので広告する様な番組でした。
さらには、愚かしい国立の某大学が科学的裏付けをしているそうです。確かに、実験データー的にその殺菌力自体は嘘ではないかもしれません。が、実際の口腔の中は実験装置とは全く違います。そのやり方や広報の仕方には巧みに患者様を欺く手口が見え隠れしています。
実際そのようなモノに飛びつく同業者が多く居る事自体に恥じたい気持ちで一杯です。
詳しい事はここでは述べませんが、よく歯ブラシをしてから○○や歯石を取ってからの○○では一体何が効果を発揮しているのか分からないのではないでしょうか?プラスアルファーの費用は、これ見よがしにオペ着を着てしてる保険外治療は、一体誰の懐に入るのでしょうか?
大きな液晶画面に映る細菌が劇的に減ったという事ですが、歯周病の細菌はバイオフィルムという菌体凝集塊に守られているのです。口の中をちょこっと拭って来た検体は歯周病を発症する細菌群ではないのです。
そのような番組がTVで流れれば多くの方が誤解をする事は間違いありません。

また、近頃雑誌等で「間違いない歯科医院選び」や「いい歯医者」なる特集が多く組まれています。そのほとんどは、客観的な記事ではなく。おいしいグルメ情報と一緒で、歯科医院が出している広告をいかにも他者が評価しているかの記事にして掲載する手のまがい物雑誌です。
一方、某大手新聞社系列の雑誌でも同様の別冊が近頃発売されています。この雑誌に関しては比較的客観的な記事と判定基準だと思います。
しかし、ここで問題なのはそこでの「いい歯医者」なる判定基準です。その雑誌の判定基準はそれぞれの学会(歯科の中にも被せ物の学会や歯列矯正の学会,歯周病の学会など色々な専門分野に特化した学術団体があります。)に単に所属している歯科医院を並べているだけなのです。これには大きな問題があります。それぞれの学会は最近どの学会も認定医制度や専門医制度を作っています。
各学会はそれぞれの分野の高度な医療技術を維持し国民へ提供するためと言ってはいますが、ようはそれぞれの学会の会員の囲い込みでしかありません。そして、将来的に健康保険点数の高い例えば歯周病の施術は専門医でなければ出来ないとかいう制約を国に突きつけるつもりなのです。国(厚労省)は国民に高度な医療を安定的に提供するとの文言で、むしろ専門医より腕のいい一般歯科医師を閉め出し、専門医にだけその権利を限定し、結果的に医療費を抑制したいのです。結果、国民は等しくその権利と機会を奪われる事になるのです。高度な歯科医療技術が国民会保険に相応しいかどうかの問題はありますが、これは学会と国が結託した国民不在の仕組みなのです
そして、さらには少子化などで入学者の減少に悩む歯科大学の各医局の戦略なのです。結局、認定医や専門医は夫々の医局に在籍しなければ取得出来ない仕組みになっています。各医局は『ウチの医局に残らなきゃ、将来開業医になった時高い収入に結びつく健康保険治療が出来ないぞ!』と脅しを掛けているという訳です。
まったく、ヤクザな仕組みではありませんか。

そういった、仕組みをまったく無視して単に学会に所属し専門医(その実ほとんどは専門ではない、片手間にやっているという事実)でいる事が「いい歯医者」なのでしょうか?
より深い、独自の倫理的かつ科学的な基準はないのでしょうか??あまりにも安直なマスメディアの医療情報に私達は、ほんと〜〜に注意したいものです。