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サブプライムローンと歯科治療

院長コラム「知られざる歯科の日常」

サブプライムローンと歯科治療

2008年10月2日

今日は、一ヶ月ぶりです。暑さ寒さも彼岸までと言いますが、お彼岸を過ぎめっきり秋めいてきました。ふと気がつくと今年も後三ヶ月です。 当院のアポイントは既に10月末まで埋まってしまい、はや後二ヶ月の問題になってきており何かと気ぜわしくしております。
皆様はいかがお過ごしでしょうか。
相も変わらず、世間は色々と騒がしいですね。嫌な事件が続き、日本では解散、選挙が近いようです。世界的にはサブプライムローンに端を発した金融恐慌が現実味を帯び、世界経済の先行きが読めなくなっているようです。
このサブプライムローンの問題と現代歯科治療の問題が実はとても良く似ているのです。歯科治療の問題に限らず、現在世間を賑わしている問題の多くは実は同じ現象であると言えます。それは「ごちゃ混ぜ」と言う現象です。
狂牛病の原因と言われるプリオン蛋白は同じ狂牛病の牛のミンチを家畜用飼料に「ごちゃ混ぜ」したために世界的に蔓延しました。ついこの間に本で問題になった事故米の事件も事故米を他の原材料と「ごちゃ混ぜ」にして使用することによって焼酎からお菓子まで様々な食の安全を脅かす結果になっています。中国製の牛乳にそれこそ「ごちゃ混ぜ」にされたメラニンの事件も同様です。さらに、その牛乳を「ごちゃ混ぜ」にして使用した食品は世界中に広がっているのです。
そして、サブプライムローンです。今回の金融危機はサブプライムローンという非常にハイリスクハイリターンな金融商品を他の様々な商品と「ごちゃ混ぜ」にし証券化し、世界中のだぶついてお金がそれに群がったが故の事件です。私くしは個人的に実体経済とかけ離れた現在の金融システム自体がおかしいと思いますが、それはそれとして。
今話題になっている一連の事件の多くが、この「ごちゃ混ぜ」という現象の中で語れるというのは驚くべき事実です。この事は、『狂牛病、プリオン説は本当か』で有名な青山学院大学教授で分子生物学が専門の福岡伸一氏が述べています。(残念ながらここまでは私のオリジナルではありません。笑)

現代の歯科治療の最大の問題点もこの「ごちゃ混ぜ」にあると私は思うのです。
多くの方のお口の中の治療は正しく材料が「ごちゃ混ぜ」、治療理念が「ごちゃ混ぜ」治療理論が「ごちゃ混ぜ」さらに、その材料自体(合成金属)が「ごちゃ混ぜ」私に言わせれば何から何まで「ごちゃ混ぜ」なのです。生命の営み、自然の美しさの多様性といった現象を否定する者ではありませんが、少なくとも現代歯科治療が懸命になされた皆様のお口の中は「ごちゃ混ぜ」のオンパレード、そしてエントロピーそのものであり、生命の健全な営みや美しさとは似ても似つかない悲惨な状態であると言うべきでしょう。
その原因は、歯科治療の未熟さと歯科医療の未熟さそして歯科医術者の未熟さ故かもしれません。しかし、21世紀になりここ数年で歯科治療の新たなパラダイムシフトがありました。それは、接着とセラミック、インプラントの登場と進化です。一方、歯科医療は歯科医側も患者様も健康保険中心主義のドグマから抜け出ることが出来ていません。いくら歯科治療が進歩し、医術者が進歩してもそれらが発揮出来る医療システムが構築されない限り患者様のお口の中は「ごちゃ混ぜ」状態から抜け出ることが出来ないのです。
我々、歯科医療者側もまた患者様も真剣に『本物の健康と美しさ』を考える時期に来ているのではないでしょうか?

さらに大切なことは、エントロピーを考えるならば、人体の生身の中にたとえ生体親和性の高いセラミックやチタンとて人工物や異物の入る治療を控えるべきではないでしょうか。治療をしない事が最高の治療であるべきなのです。それには、健康をいつまでも保つ予防的な手だてや、未病の方の発症をコントロールするリスクマネージメントが是非必要になります。その様な本当の意味での健康を皆様と一緒に考え分かち合いたいと願っている毎日です。