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「虫歯は治らない」 その2

院長コラム「知られざる歯科の日常」

「虫歯は治らない」 その2

2006年09月24日

 前回は、「虫歯は治らない」と称して虫歯の穴になってしまった部分に銀歯や樹脂を詰めたり被せたりする事は直す事ではあっても治す事ではない事をお伝えしました。また、削られて露出したかよわい象牙質の上に銀歯や樹脂を詰めても象牙質はお口の中に露出しており、細菌にさらされっぱなしと同じ事だと書いたと思います。
 一見して塞がっている虫歯の穴は見たくれ上は形と機能を回復しますが、身体の皮膚の傷の様に再びバリヤーで覆われ治った訳ではないのです。
 
 しかしながら、現代においては生きているかよわい象牙質の上に人工のバリヤーを造る事が出来るようになっています。専門的にはその人工のバリヤーを「ハイブリッド レイヤー」(日本語では樹脂含浸層と呼んでいます。)と言います。実際には皆さんが歯医者さんで虫歯を削って樹脂を詰める前にする処置がこれにあたります。平たく言えば樹脂を象牙質の表面に染み込ませて表面を固くしていると思って下さい。表面を覆ったバリヤー(樹脂)は染み込んで限りなく生きた象牙質の分子と混ざり合っているので普通は取れたり剥がれたりしませんし、表面は樹脂なので虫歯菌の侵入を防ぎ、虫歯菌の出す酸への抵抗性も天然のエナメル質同様高いのです。
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ここまでお話をすると、皆さんは「な〜んだ、それならば虫歯に樹脂を詰める治療を受ければいいんだ。」と、思われるかもしれません。しかし、事はそれほど単純ではないのです。「ハイブリッド レイヤー」を造る技術は現在確立していると言っていいと思います。けれど、それをお口の中の複雑な環境下で出来るかどうかは別問題です。とても注意深く丁寧な手技が要求されるのです。
 皆さんは虫歯を削って詰めてもらう治療に何分ぐらいかけてもらっているでしょうか。時間や手間に制限がかかってしまう健康保険治療では一般に充分とは言えません。また、「ハイブリッド レイヤー」を造る技術と樹脂を詰める技術は別のものと考えた方がいいのです。場合によっては(むしろその方が多いかも知れないのですが。)「ハイブリッド レイヤー」を造り、その上で型を採りセラミック等を入れる方が形態や審美・機能に有利な場合があります。 

 実際には「虫歯を治す」技術があるにもかかわらず、実は皆さんの受けている治療の中で十分に生かされているとは言いがたいのが現状なのです。このように、皆さんの思いと、私どもの思いの食い違いやギャップ、常識と非常識などを織り交ぜながらひと月に一回程度コラムを続けて行きたいと思っています。
  これからもよろしくお願いします。